【食とレジャー情報】
 「Shall we ダンス?」の公開から10年−。再びダンスブームが巻き起こっているという。テレビの特番、韓国映画の新作公開、女性誌の大特集…そして団塊世代のおじさまも、再びあの役所広司のように社交ダンス教室に。いったいブームは本物なのか。鬼デスクの指令で、さっそく東京・銀座のダンス教室を訪ねてみると…。(2006.05.08紙面掲載)

厳しいご指導
 向かったのは、東京・銀座7丁目にある「銀座ソシアルダンシングアカデミー」。教室を主宰する高木邦洋先生に、のっけから、記者は(24)は先制パンチを食らってしまった。
 「優雅なダンスなんだから、踊るならGパンはダメ!」
 そう、社交ダンスには、きっちりとルールが存在する。「たとえば、男性同士が踊るのはご法度です。また、男性は女性の脇に腕が入るから、長袖を着ること。女性はノースリーブはダメですよ」
 特別にスカートとダンスシューズをお借りして、いざレッスンスタジオへ。慣れないヒールの靴を履き、見よう見まねでステップを踏むこと約10分。
 「意外にイケるかな。でも、先生と組んで、足を踏んだらどうしよう…」
 頭で考えると、ダンスに集中できない。で、先生に頼って踊ると、こんどは、へっぴり腰になってしまう。これは難しい。それでも、約30分の初体験が終わるころには、さわやかに汗をかき、テンションは上がりっぱなし。
 そこに、「今日のはね、相手が私じゃなかったら、こうはいきませんよ」と高木先生の厳しいお言葉が待っていた。
 それでも女性の方が、ダンス入門はラクらしい。
 「社交ダンスっていうのは、男性がリードして踊るダンスなんですよ」
 実際、記者の背中を支えてくれる先生の手が、前後どちらにステップを踏むのかを導いてくれていた。男性の方がタイヘンなのである。

ダンスはモテる?
 男性にとっては、習得が難しいだけに、浮ついた気分ではない団塊世代など、熱心に通う人も少なくない。
 先生のように華麗にリードができれば、若い女性にモテモテなのでは?
 「モテるかはわかりませんが、ダンスの前には、男性も髪を洗う、つめを切るなど身なりに気をつけるようになる。パートナーに嫌われないようにすることが大事。ほかのダンスとは違って、相手がいますから」
 そして、こんな楽しさも。
 「次はこう踊りますよって男性がリードするのは、話していることと同じ。いやらしい意味ではないドキドキ感がある。前に女性がいると、意識して脳が活性化して若返るんじゃないですか」
 同スクールは、現在、生徒数が約120人で、男女比率は、1対5と、やはり女性が優位。
 中には、「夫婦で、豪華客船に乗るので、船内のパーティーで、ダンスを見ているだけじゃつまらない」「結婚式でウエディングダンスを踊りたい」といった理由で、カップルでで習いにくる人もいるそうだ。

老化防止も!
 さらに、ダンスにはこんな効果も。「お医者さんの生徒さんがいますが、『社交ダンスはアルツハイマーにならない確率が一番番高い』そうです。人間は本来、リズムを持っている。その本能を刺激するのではないでしょうか」。
 中途半端な気持ちでは、始められないけど、ダンスって奥が深〜い。「社交ダンスを知らないのは日本人くらい。ミスター&ミセスの世界標準」と高木先生はいう。
 「教室であれば、ステップを踏んで、足が曲がってたら、注意できる。正しいダンスを習うことが大切です。自分に向いてるか、向いていないかはすぐに決めないで。3カ月は、やってみる」
 ダンスの楽しさにハマり、会社に帰ってからも、机の下で思わずステップを…。おじさまも、まずは体験を!

社交ダンス教室・社交ダンススクール・銀座ソシアルダンスアカデミーのホームページに戻る