★社交ダンス初心者に戻って8
今日の技研は「多裂筋」!
最初のドリルは「多裂筋トレーニング」と検索すると必ず出てくるヤツです
四つん這いから片腕片足を水平に上げる
普通はそれでOKですが社交ダンス用には上げた腕と足に一工夫したドリル
2番目は仰向けでのドリル2種
3番目は立位での足を前後に動かすドリル1種
とても大切なことは・・
「姿勢は脊柱起立筋に任せて、各種運動は多裂筋にお願いする」
運動に脊柱起立筋が介入してくると・・・厄介なことになる
でもみんな脊柱起立筋で運動している事を気が付かないでいる
上級講座を3周りして、土曜の夜に時間の作れる人で上手くなりたい人は
技術研究科で「踊りの素」「動きの素」を知りましょう
副産物として姿勢が良くなります
★社交ダンス初心者に戻って7
題名は「初心に帰って」ですが
今日の技研でやったことを記述します
時間前のお遊びから多裂筋を活性化するドリル1種をして本編
土台を作るドリルを7種類
ステップした足に重心を移すドリル1種
秘密のXドリル
それらを使っての歩行ドリル
大腰筋を使うための補助ドリル3種
大腰筋を使うためのドリル3種
椅子での大腰筋を使うためのドリル1種
それらを使っての歩行ドリル
踵骨を垂直に使うドリル右左
脊柱起立筋を緊張させないでカラダを持ち上げるドリル1種
ロールアップドリル2種+椅子
肩甲骨はがしドリル2種
そして歩行ドリル
バッチリ90分間
校長の思う理想の歩き方の片鱗が見える受講生が2人ほど出現した今日でした
後はダンスの練習ですがドリルを使ったの基礎練習で60分終了!
技研は拘ります
細かく筋肉ドリルをしますが目標は「大きな筋肉で踊る」
★スローフォックストロット踊り方6
ワルツとスローフォックストロットのライズ&フォールはスローフォックストロット1踊り方で説明しましたので今回は足のタイミングを書きます
ナチュラルターンを例に
ワルツの3拍子を1&2&3&と拍子間もカウントして6ビートにします
1,右足ゆっくり前進して両足を十分に開きます(バランスは中間に)
&、左足が右足の横を通過
2,左足を十分に横に開く
&、右足ほとんど左足に閉じてきます
3,右足左足に閉じる
&、ロアーと同調して左足後退後退し始める
フェザーステップを例に
拍子間もカウントして8ビートとします
1,左足を緩める
&、右足前進(バランスは中間に)
2,左足を後ろに残したままカラダを右足に乗せるCBM
&、左足が右足の横を通過
3,左足前進(バランスは中間に)
&、右足が左足の横を通過
4,右足前進(バランスは中間に)
&、左足が右足の横を通過
★スローフォックストロット踊り方5
スリーステップ 男子
1歩目(S)
左足前進=この足は前後の足の繋ぎになる足ですH
2歩目(Q)
右足前進=終わりにライズHT
技研は2段階ロールアップを使う
3歩目(Q)
左足前進=アップ、
男女の位置関係でカラダの向きは少し左向きになります
女子
1歩目(S)
右足前進=この足は前後の足の繋ぎになる足ですTH
2歩目(Q)
右足前進=終わりにノーフットライズ TH
3歩目(Q)
左足前進=ノーフットライズのアップ T
2歩目Hと3歩目Tでトライアングルベースを作る
男女の位置関係でカラダの向きは少し左向きになります
頭が右に倒れないように気を付ける
★スローフォックストロット踊り方4
リバースターン後半、俗に言うフェザーフィニッシュ
上級男子
1歩目
右足を真っ直ぐ後退ではなく15度左回転をして
女子を受け止めるようにTHでヒールまで後退
2歩目
右足ヒールまで後退したのを前進の動きに変えてTになりながら
左足横より少し前に前進
3歩目
右足女子の外側にひし形で前進
技研男子
1歩目
左肩が引けないように右股関節を織り込み右脚を真後ろに後退TH(繋がった筋肉運動でカラダは自動的に左回転します)
2歩目
1歩目の後退と言うよりもサイドへの動きの結果、2歩目に着く左足は次の進行方向に向いているので右足の上で2段階ロールアップ上昇をして前進(右左足はT)
3歩目
左脚の上で手繰り寄せと「秘密のX運動」をしながら右脚を女子の外側に前進
上級女子
1歩目
ワルツのBOX練習のように左足前進H
2歩目
ワルツのBOX練習のように右足を大きく横にT
3歩目
左回転を消すようにしながら後退(右足TからHになる)
2歩目Hと3歩目Tでトライアングルベースを作る
技研女子
1歩目
右股関節を伸展手繰り寄せしながら「秘密のX運動」と左脚左股関節を屈曲して前進
カラダは自然に左回転を始めるが回転量は男子に合わせる
2歩目
左股関節伸展手繰り寄せとみぞおちまでのロールアップで右脚を大きく前進最後は横着地T
3歩目
右脚の上で残りのロールアップをしながらブルブル練習の動きと「秘密のX運動」をして左脚後退
右足Hになり2歩目Hと3歩目Tでトライアングルベースを作る
★スローフォックストロット踊り方3
リバースターン前半 男子
右脚は足関節と股関節が曲がっています
1歩目(S)
左脚を出す時に左股関節の曲げと右股関節伸展と右脇の下を使って右半身を出していきます(CBM) 左脚に手繰り寄せで重心をを乗せます(股関節と足関節は曲がる)
2歩目(Q)
左足の上でみぞおちまでと、みぞおちから上のロールアップをして右脚を左脚に対してTの字に出していきます
伸びた右脚での手繰り寄せで重心をを乗せます
3歩目(Q)
後退
女子
左足関節と股関節が曲がっています
1歩目
右脚右股関節を伸ばして後退
2歩目
右足の上でみぞおちまでのロールアップをして左脚を寄せる(ヒールターン)
3歩目
左脚の上でみぞおちから上のロールアップをして左脚前進
★スローフォックストロット踊り方2
フェザーステップ 男子
予備歩
左脚を股関節を曲げて出すと、自動的にカラダの左回転が起きます
1歩目(S)
右脚を出す時に右股関節の曲げと左股関節伸展と左脇の下を使って左半身を出していきます(CBM) 右脚に手繰り寄せで重心をを乗せます(股関節と足関節は曲がる)
2歩目(Q)
右足の上でみぞおちまでと、みぞおちから上のロールアップをして左脚を出していきます
伸びた左脚での手繰り寄せで重心をを乗せます
3歩目(Q)
手繰り寄せを継続して右脚を出し重心をを乗せます
フェザーステップ 女子
フェザーステップの基本は各ステップごとにTからHまで後頭部と仙骨を含む背骨を後退させる(男子を止めない)事です
カラダの回転も男子に合わせて回します
予備歩
予備歩Hと1歩目Tでトライアングルベースを作る
右足関節と股関節を曲げる後退
1歩目(S)
左足関節と股関節を曲げる後退
2歩目(Q)
左足関節と股関節を伸ばす(右脚も)後退
3歩目(Q)
2歩目Hと3歩目Tでトライアングルベースを作る
左足関節と股関節を曲げる後退
技術研究科受講生は全ての関節動作と上体運動はを技研流で行う事!
★スローフォックストロット踊り方1
5月の上級と技研がスローフォックストロットは難解と言っているので、ワルツとの相違点も含めて書いていきます
先ずは共通事項の確認で
ステップの始まりとは=足を揃えた所から片足を動かす時で
ステップの終わりとは=ステップされた足に反対側の足が揃った時(横を通過)です
で!
各クラスでワルツBoxをやっているので
ライズandフォール(歩順でなくカウント)
ワルツ=1の終わりにライズを始める
    2ライズ継続
    3ライズ継続、終わりにロアー
まあ、だんだん上昇する感じですかね。。。
スローフォックストロット=Sの終わりにライズ  
             Qアップ
             Qアップ終わりにロアー
カウントSで上昇は完了します
ライズandフォールの違いが動き(踊り方)の違いになっているので、「ライズ継続」と「アップ」の違いをカラダで実感する事です
次回は
ファザーステップ男女を細かく説明します
★社交ダンス初心者に戻って6
その場足踏みをしてみましょう
動きは左右のエネルギーのプラスマイナスがゼロになると効率が良いです
例えば、大まかに歩きは右脚ー左腕、左脚ー右腕など
良い動きの時はカラダの中心(股関節)から動いていて
足踏みを例にとって、右脚に立って左脚を上げます

上げる(曲げる)左脚は大腰筋を使い
立っている(伸ばす)右脚は大殿筋を使います
大腰筋の対になっているのは大殿筋です
そのまま進めば歩行になり、その歩行で踊ります
その前に大腰筋と大殿筋を使う実感をそれぞれ別個にドリルした方が良いです
技研はそれをやっています
★社交ダンス初心者に戻って5
足~膝周りと来て今回は股関節周りです
下のイラストは大腿骨・寛骨・仙骨・背骨を示したものです

大腿骨(脚)はアウターマッスルの大腿四頭筋ではなくインナーマッスルの大腰筋で動かします
大腰筋は伸張反射で活性化するので鍛えるのはとても難しいですが、技研では秘密のドリルとして教えています

重心が右足に乗る

大腰筋で脚を引き寄せています〇

大腿四頭筋での足の引き寄せ✕
カラダの中心から踊れるように(動ける)なりましょう
★社交ダンス初心者に戻って4
歩行の注意事項2は
「腓腹筋も使わないで歩く」

右脚に重心を移動させます

重心が右足に乗る

左脚を開く
モデルさんのとても美しい歩きですが???
3枚目の写真で足首が頑張ってしまいました
この歩きを骨組みと筋肉で歩きを図解してみると
(図は反対脚になっています)

腓腹筋はまだ静かです

少し力が入ってきました

腓腹筋を収縮させ踵を上げ
つま先床を押す推進力でカラダを送り出しています
この歩きだと・・・本来使うべき機能を殺してしまいます
★社交ダンス初心者に戻って3
土台が出来たら歩いてみましょう
社交ダンスの動きを単純化していくと「歩行」になります
ただ歩けば良いのではなく
人間が本来持っている機能を十分駆使した「歩行」です
歩き方にも多数の注意事項が有ってその一つが下のイラストです
右脚前進ですが

ヒラメ筋を使って歩かない
ヒラメ筋を使って前に進むと・・・代償として膝が伸びます
膝が伸びる事は悪いことではないですが、過度に伸びてしまいます

「反張膝」と言って、出っ尻・鳩胸・内股・・負の連鎖の根源になります

★社交ダンス初心者に戻って2
前回の正解は踵骨です
この骨の上に積み木のようにカラダの骨を載せていきます
土台になるので
足(foot)を内側に倒す「外返し」や外側に倒す「内返し」をしないで
真直ぐに立てたままで色々な動きをして踊ります(赤線)

強化練習方法としては
1)両足を揃え立つ
2)踵骨を立つたままで左脚を横に開く
3)右脚を揃える
の繰り返しで左に動く、右もやる
兎に角踵骨を倒さない!
もう一つ!足(foot)の正しい構造
下のイラストの赤線の
内足縦アーチと
横アーチも不可欠です

2年前に開設した「技研」ではこの2つのアーチを作るの運動を
レギュラー講座のラジオ体操のように毎回しています
縦アーチは前脛骨筋
横アーチは後脛骨筋と各腓骨筋が役目を負っています
★社交ダンス初心者に戻って1
「先生の独り言」は4~5年執筆活動を休止していましたが、その間初心に帰り社交ダンスを新たな観点から研究したので「先生の独り言again」として書いていこうと思います
下のイラストは右足を右側面と後方から見たものです


表題は「足元注意」とありますが、毎回少しづつ上に登って行きやがては頂点の頭まで到達します
頂点に達したころには、毎回の事柄を上手く習得出来れば、見違えるような踊りに成長している事と思います
今回は問題でこのイラストの骨で一番ダンスに大切な骨は?どれ
答えは次回
★ワルツ
4回目のステップ
ウィーブからのカウンタープロムナード(CCP)の動画です
このCCPで社交ダンス全てのポジションを勉強したことになります
銀座教室は東京・・・日本でも唯一の指導力が自慢です
★社交ダンスの体重の載せ替え②
前回の補足をしておきます
社交ダンスはステップした足にシッカリ体重を乗せて・・・。
初心者の頃はそれでも構まいませんが、上達しようと思うなら「シッカリ」から早めに卒業しましょう
「シッカリ」はお餅つきの「ペッタン・ペッタン」のようで見ていて重そうです
前回の教室で教えた東京式足踏みは、足を踏んだ瞬間に反対の足が瞬時に上がり、決して踏み込んでいません
ペッタンは「Weight、Weight」になり重いので、どの種目でもステップをする時に「No weight、Weight」に気を配って軽い踊りを目指しましょう!
★社交ダンスの体重の載せ替え
土曜日の上級クラスの基礎練習の最後の最後に、新商品として「東京銀座式足踏み」をしました
やり方は骨盤の真下に足(靴)を上げてきますが、注意があって「靴底が床と並行のまま」上げます
つま先が下を向いたり、靴がカラダから外に外れることが無いように、足踏み
効果としては中殿筋が鍛わります
この筋肉が発達すると、見た目にはお尻が逆三角に見え、脚が長く見え
社交ダンスとしては、タッチする足がノーウェイトになり踊りが軽く見えるようになります
これから教室でこれも基礎課題として取り入れます
	
★大きく踊るという事は?
大きく踊るを簡単に言ってしまえば「無駄の無いように」です
ルーティンやプログラムはステップの集合体で、ステップは1歩の集合体
銀座ソシアルダンシングアカデミーのワルツの初級ルーティンは、46歩の集合体で出来上がっています
例えばこれは極端な例ですが、その1歩で5cmづつ無駄が有るとすると、5×46=2.3m動きが小さくなります
1歩ずつの役割は当然のことながら違い、またその1歩に適した大きさが一人一人あるのです
うんていです 何度か登場しています
イラストのは2本抜かしですが、いつも片手は棒を掴んでいるので安心して次に行けます
でも、坊やがもう1本欲張るとすると、手が届かないので飛び付くでしょう 多分落下!
社交ダンスは床が「うんてい」です
社交ダンスで大きく動くというのは、飛び付かない範囲で床という「うんてい」を利用する事です
★オープン戦ラテン短評④
ジャイブ
優勝 85番 リズミカルで軽やか
この男子は教室に入会してすぐ社交ダンスパーティーのミニデモで、ジャイブを選んだくらい、ジャイブ命!
何度もこの男子のジャイブのオナーダンスを見ましたが、今回は出色の出来栄えです
教室での練習時間は十分に無かったはずなのに、二人がシンクロしていて良くリハーサルされたように見えました
女子はチャーミングでキュートなダンスを披露しました
2位 80番 
観客に見せ方を知っている数少ない男子で、この種目でそれを発揮していました
パートナーに集中し、音楽に集中し、そして観客にアピール!この3変化が見て取れました
女子に関しては・・・順位の12122が表すように良く床を捉えて踊っていました
3位 92番
この男子は音楽的な表現が抜群でジャイブ特有の三連符を良く表現していました
女子はリラックスしてのびのび踊れていましたし、まじめな性格で教室で習ったことを忠実に実行しようとする姿勢は好感が持てます! もっと練習してどの種目も、のびのび踊ってください
次回はチャチャチャですが、ほぼ今までの表彰台メンバーなので、今回が最終回です。
★オープン戦ラテン短評③
ルンバ
優勝 85番 初級ルンバも上級ルンバも難なくこなす
この組の男子はサンバにも書いた通り、社交ダンスの基本の体を通したリードが秀逸で、女子に的確に次のステップ・タイミング・方向づけを伝えます それは女子が安心して自分自身に集中して演技できるという事になり、この男子と踊ったどの女子も自然の笑顔がこぼれていました  後日書くであろうジャイブの女子も良い笑顔でしたよね!
女子は下半身の使い方が完璧で、証拠にあの短いドレスを着て脚が割れて見えない 他の女子も見習ってください
2位 84番
この組の男子はボディートーンが強く大勢の中に入っても目立ちます 社交ダンスのコンテストは大勢の中から抽出するのでボディートーンの強化は必須です 
去年のクリパのミニコンペでも種目は異なりますが、審査員から良い評価をもらっていました
女子はゴールドの常連で踊るのが「楽し~い」と見えました
3位 97番 表現しようと頑張った挑戦者
この組は男女共に何かを表現しようとして踊っているのがとても良かったです
ステップをこなす、音に合わせるは普通の社交ダンスで、この会は競技ダンス!
次回はジャイブ P3はエキジビションマッチなので短評はありません
★オープン戦ラテン短評②
パソドブレⅡ
優勝 97 そのパソドブレは沸き立つようだった
パソドブレの基本は意外にもスタンダードで、床に垂直立つ綺麗な姿勢とシェイピング(形)が求められるので、スタンダードの得意な人は有利に展開します
この組の男子は闘牛士の気迫をよく表現していて、フルパワーで踊るその心構えは他の人も心がけて欲しいところです 女子もその緊迫感をよく表現していました
その思いは灼熱の国アラビアンナイトのジャスミン
2位 82 静けさを表現したパソドブレ
パソドブレは闘牛を模写した社交ダンスで「男子の踊り」というイメージがありましたが、百々ちゃんと今回の97番女子と82番女子の出現で「女子の踊り」となった感じがします 97番女子の沸き立つような踏風と、82番女子の全てを内に秘め辺りが静まり返るような踏風は、好対照で甲乙つけがたく最後まで悩みました
栄子先生と恭子先生が帰りの車中でパソドブレⅡの話になり「82番が優勝じゃなかったのは、意外!」と意見が分かれた事も、その事を物語っています
この女子の静けさを表現するならば、アレンデール王国の王女エルサ
3位 92
この組の男女については書き尽くした感があるので短評は省きます
★オープン戦ラテン短評①
サンバ
優勝 82番 ひと味違う床を使った流れない踊り
以前の銀座杯で踊られたサンバはスローフォックストロット同様に劣悪でした
それから強化種目としてスローは中級後半から受講できるようにし、サンバきめ細やかな指導を
心がけた結果が今回のサンバとスローに現れていました
サンバはどのように劣悪だったかと言うと、バウンスを表現しようとして、ピョコピョコ跳ねる
優勝したこの組は、床に「びたー」と吸い付くように足で踊っていました 足で踊れるようになると、あらゆるコントロールが可能になり、リズム表現やスピードの緩急などなど本当の意味での表現力が身に付き踊りに陰影がつきます
社交ダンスは舞踏で舞踊ではありません だから舞わずに踏む(足で踊り)のです
2位 85番 コネクションという一体感のある大きな踊り
この組の特徴は腕を通したリード&フォローで、二人のコミュニケーションがよく取れていました これは他の分野のダンスでは絶対に出来無い事で単に1+1=2ではなく1+1=3,4,5・・・と広がり、踊りを大きく見せてくれます
3位 97番 会場が小さく感じた迫力
この組の表現力には会場が小さいようで、プロが試合で使う日本武道館級の会場が必要です
思いっきり良く踊りサンバの能天気さは見えました
次回はパソドブレⅡ
★オープン戦スタンダード短評⑤
ワルツ
優勝 92番 予選から頭一つ抜きん出た踊り
社交ダンスの審査をしていて一番楽なのは目に飛び込んで来るカップルが居るときです 逆に大変な時は、拾うカップルを探しての審査です
この組は予選時から目立っていました 何故かというと男子の踊りのベースがヘリコプターだからです
ヘリコプターは下方(地面方向)に風の圧力を掛けて機体を持ち上げます 良い踊り手は床に圧力を掛け続けて体が床に落ちないように踊ります それは踊りを明るくキラキラさせます 逆に未熟な踊り手はロアーする時に落ちます、それこそヘリコプターなら墜落!
女子はラテンが好きというイメージが強いのですが、スタンダードも達者になりました 以前はラテン、スタンダード共に踊り過ぎて忙しく見えましたが、自由でいてシッカリ見える!2年の間に本当にお手本のような女子に成長してくれました!
2位 93番
ワルツという踊りはワンビート、ワンスイングと言って1小節を1つのスイングで踊り切りますが、3歩に見えるカップルが多かった
この組の男子は、部活のレポートでそのことに触れていましたので、スイングという概念を理解して踊っているのでしょう!
スイングをすると女子と動きの共有が出来、一体感を持った踊りができます スタンダードの醍醐味はこの一体感にあり、破綻なくスムーズに踊る源流です
この女子もそれに答えるだけの能力を持ち合わせています
3位 82番
男子は4年前に92番の応援で古石場に来て、92番に遅れること1年3か月で入会
4年間で随分と成長しました
とにかく緻密!この緻密さを持った踊りは他に比べるものがなく独自路線で、踊り手として身に着けるべき全てのものを着実に手に入れています 
女子は言い尽くしましたが、踊りに対しての自我のようなものがなくなり、その自我がフォ
ロー術として見えるようになりました 
次回はサンバ
★オープン戦スタンダード短評④
スローフォックストロット
優勝 90番 93番 2組の踊りは上質かつ滑らか
スローフォックストロットという踊りは、ゆったり流れる大河と言われています
チョロチョロ流れる小川や急流ではありません
それには4拍子(SQQ=2拍・1拍・1拍)を3歩で踊る技術が必要で、それを可能にするのは強靱な足腰です
Sカウントの2拍が上手く取れず短くなり、表現がワルツ的な3拍子のカップルばかりでしたが、過去の銀座杯でスローフォックストロット審査不可ということも有りましたから、この2組の踊りは大収穫でしょう!
90番の男子のリバースウェイブは淀むことなく大河の流れを表現していました
社交ダンスで最後に上達するのが男子の後退歩で、それが上手く踊れると言うことは他の動きもOKと言うことになります
90番女子は自らの女子ラインを壊さないで踊る形を超えた、流動美の有る形(ホールド)をどうやら身に付けたようです
93番男子は几帳面な踊り方が好感が持てます 
以前に比べカラダの格パーツが正しい所に置かれ、それが良く機能してスタンダード3種目ゴールド表彰台、残り2種目ゴールド入賞というは立派です
カラダを凄く鍛えてきているなーというのは踊りから感じ取れました
93番女子は男子にごく近くで踊ることが出来る女子です
その事は大回りが避けられる意味でカップル間の隙間が空きませし、たとえ男子が失敗しても直ちに穴埋めが可能で、カップルバランスが「金太郎飴」になっていました
その事をこの女子は普通のことのように、やってのけます
次回はワルツ
★オープン戦スタンダード短評③
タンゴ
優勝 90番 何も足さない、何も引かない見本のタンゴ
この組の男子はオープン戦3種目目という事もあって落ち着きが出て、安定感があり力強く踊り、女子も女子ラインをシッカリ保ったまま「出しゃばらず」そして「遅れることなく」奇麗にフォローしていました
カップルとして機能していて自然に目に入ってきます
特筆すべきは男子の右サイドで、首から切り離した右ホールドを持っています
これは女子に踊るスペースとフォローする時間を作り出します
2位 97番 踊ったタンゴはスピード違反
スピード違反的なタンゴでしたが、女子のフォローが良く破綻することなく迫力を持って踊り切りました
この女子は確実に進歩しています
3位 92番 社交ダンスのお手本のようなカップルハーモニー
タンゴの音楽はスタッカートと力強さがあり、バッシン・バッシン・切れ切れ踊りそうですが(実際そう踊るカップルが多かったですが)この組は「静と動」を一つの足型づつ踊ていたのでスーと動き、清潔感のあるタンゴを披露しました
イギリス人のタンゴはこの踊り方で、流石1番弟子!
次回はスローフォックストロット
★オープン戦スタンダード短評②<
ヴェニーズワルツ
優勝 97番 他のカップルを圧倒した大きなスイング
この組の男子はともすると主張が強くなりすぎ、女子を忘れオーバーアクションになる傾向がありますが、予選・決勝共に女子を正確にリードし、男女の入れ替えがスムーズに行われスピード感のあるダンスを披露したいました
リバースフレッカール、ナチュラルフレッカールも回転量が有り見ごたえがありました
但しオナーダンスはオーバーアクションになり、女子がフォロー出来ない場面が見受けられたのは残念!
2位 93番
この二人を競技という場面で2年ぶりに見て、長足の進歩が見られました
男女共に、2年前踊りに幼稚っぽさが見られましたが、シッカリした隙のない身体に仕上がってきました
進歩した所は具体的に「社交ダンスは金太郎飴」どこから切っても「金太郎」 つまり最初の形が「美しく」その組んだ形が最後まで変わらず、どの場面を切り取っても最初と同じ形に見えた事
ヴェニーズワルツという社交ダンスは
ナチュラルターン、リバースターン、チェンジステップ2種、リバースフレッカール、ナチュラルフレッカール、コントラチェックの8ステップしかなくとてもシンプルで踊り手の素の技術が表に出やすい種目で、一つの例が、音楽の演奏が早いので、ウェイトチェンジを速く行なわないと重いダンスになり、暗い表現のダンスになってしまいます
次回はタンゴ
	
★オープン戦スタンダード短評①
クイックステップ
優勝85番・87番 
無重力を表現したクイックのお手本
どっしんバッタン踊るカップルが多い中この2組はシッカリ身体を持ち上げてスイスイ踊っていました
85番の女子は怪我からの復帰で1年ぶりのダンスでしたが87番女子同様に女子ライン・ホールドが保持されていました
オナーダンスを見て87番が若干優位に感じたのは比較対象しながらの審査の面白さです
社交ダンスではなく競技ダンスとして踊るステップを考えると,3回くらい練習して踊りこなせないステップは,省いた方が競技は有利に展開します
次回はVw